Mở đầu
1)あなたは何かを集めていますか。
それはどんなものですか。
それを集めようと思ったきっかけは何ですか。
2)他の人が見たら変だと思うようなものを集めている人を知っていますか。それはどんなものですか。
Đọc hiểu
鉛筆削り(あるいは幸運としての渡辺昇①)
もし渡辺昇という人間がいなかったら、僕はおそらくいまだにあの薄汚い鉛筆削りを使い続けていたに違いない。渡辺昇のおかげで僕はぴかぴかの新品の鉛筆削りを手に入れることができたのだ。こんな幸運はそうざらにあることではない。
渡辺昇は台所に入ってくると、すぐにテーブルの上にある僕のその古い鉛筆削りに目をとめた。僕はその日気分転換のために台所のテーブルで仕事をしていたのだ。だから鉛筆削りはしょうゆさしと食塩の瓶の間に置かれていた。
渡辺昇は流し台の排水パイプを修理しながら――――彼は水道関係の修理屋なのだ――――時々テーブルの上をちらちらと横目で見ていた。でもその時彼が鉛筆削りのマニアックなコレクターだなんて知る由もないから、彼が一体何に興味を持ってテーブルの上に鋭い視線を走らせているのか、僕には見当もつかなかった。テーブルの上にはいろんなものが雑然とちらばっていたのだ。
「ねえ、ご主人、その鉛筆削りいいですねえ」とパイプの修理が終わった後で、渡辺昇は言った。
「これ?」と僕はびっくりして、テーブルの上の鉛筆削りを手にとった。それは僕が中学校時代から二十年以上ずっと使っているごくあたりまえの手動式の機械で、ほかのものに比べて変わったところなんて何ひとつない。金属部分はかなり錆びついているし、てっぺんには鉄腕アトム・シールなんかも貼ってある。要するに古くて汚いのだ。
「それねえ、1963年型マックスPSDっていいましてね、けっこう珍しいものなんです」と渡辺昇は言った。「刃のかみ合わせ方がほかのタイプのものとちょっと違うんです。だから削りかすの形も微妙に違ってましてねえ」
「へえ」と僕は言った。
そのようにして僕は新品の最新式の鉛筆削りを手に入れ、渡辺昇は1963年型マックスPSD(アトム・シールつき)を手に入れた。渡辺はバッグの中にいつも交換用の新品の鉛筆削りを入れて持ち歩いているのだ。くりかえすようだけれど、こんな幸運は人生の中でそう何度もあるものではない。
1) 質問に答えてください。
① 「僕」と渡辺昇は、何と何を交換しましたか。
② 「僕」と渡辺昇はどんな関係ですか。
③ 「こんな幸運はそうざらにあることではない」とありますが、それは具体的にどんな幸運のことですか。
2) 「僕」について書かれているものにはAを、渡辺昇について書かれているものにはBを書いてください。
① 薄汚い鉛筆削りを使っている。( ) ② ぴかぴかの最新式の鉛筆削りを手に入れた。( ) ③ テーブルの上にある古い鉛筆削りに目をとめた。( ) ④ 鉛筆削りのコレクターである。( ) ⑤ 「その鉛筆削りいいですねえ」と言った。( ) ⑥ テーブルの上の鉛筆削りを手に取った。( ) ⑦ バックの中にいつも交換用の鉛筆削りを入れて持ち歩いている。( ) ⑧ 1963年型マックスPSDを手に入れた。( ) |
3) 正しい答えを選んでください。
① 「目をとめた」(4行目)のは、どうしてですか。
a. 意外な場所に置いてあったから
b. 彼にとっては価値を感じるものだったから
c. 20年以上使われている古いものだったから
② 「ちらちらと横目で見ていた」(8行目)
a. なんとなく見ていた
b. じっと見ていた
c. 遠慮しながらときどき見ていた
Mở rộng
考えよう・話そう1)この小説は、古い鉛筆削りと新しい鉛筆削りを交換してお互いに満足したという話です。鉛筆削りだけでなく、人によって価値観が違うという経験をしたことがありますか。そのような経験から人の満足感とか、幸福感について話し合ってください。
2)人によって、あるいは時代や文化によって価値観が異なるという具体例を、①~③についてそれぞれ挙げてください。
① 物
② 人
③ 行為、行動
この小説の中の「僕」と渡辺昇の会話をシナリオにしてください。シナリオには、話し方(例:意外そうな声で)や動き(例:鉛筆削りを手に取って、いろいろな角度から見る)なども想像して書いてください。
渡辺昇:ねえ、ご主人、その鉛筆削りいいですねえ。 (いい物を持っていていいなあ、といううらやましい気持ちで鉛筆削りをじっと見つめながら言う。) 僕 : |