第6週 (4) – 計算に関する文章

第(だい)6週(しゅう)　　　 意見(いけん)文(ぶん)や説明文(せつめいぶん)を読(よ)もう

4日(ひ)目(め)　　　計算(けいさん)に関(かん)する文章(ぶんしょう)

回数券(かいすうけん)というのは、ふつうの切符(きっぷ)や券(けん)をまとめて買(か)うと得(とく)になる券(けん)のことです。例(たと)えば、1枚(まい)100円(えん)の券(けん)の場合(ばあい)、10枚(まい)で900円(えん)だったり、あるいは11枚(まい)で1,000円(えん)だったりします。さて、もし回数券(かいすうけん)がこの2種類(しゅるい)あったとしたら、どちらを買(か)うのが得(とく)なのでしょう。一見(いっけん)のどちらを買(か)っても変(か)わらないように見(み)えます。

しかし、実(じつ)は、10枚(まい)で900円(えん)の回数券(かいすうけん)のほうが得(とく)なのです。合計金(ごうけいきん)額(がく)では、どちらも100円(えん)の得(とく)をしたようにみえますが、1枚(まい)の券(けん)の値段(ねだん)を比較(ひかく)するとその違(ちが)いがわかります。10枚(まい)で900円(えん)の回数券(かいすうけん)の券(けん)1枚(まい)の値段(ねだん)は90円(えん)、一方(いっぽう)、11枚(まい)で1.000円(えん)の券(けん)は1枚(まい)が90.9円(えん)になります。したがって10枚(まい)で900円(えん)の回数券(かいすうけん)のほうが1枚(まい)あたり（　②　）になります。つまり、11枚(まい)で1,000円(えん)の回数券(かいすうけん)のほうが、1枚(まい)あたりでは割高(わりだか)ということになるのです。